DIO(AF34型) レストア日記 12月7日 3日目

今日は会社が通常よりも少し早い出勤日になっていますので、それに伴って作業も早く開始です。
8時起床。朝食は摂らずに作業開始ですw 朝食よりも原付のほうが大事。

昨日に引き続き今日もいい天気です。こういう日は何やってても気持ちがいいもんですね。

なお、今回の作業はちょいと急ぎめに行ないましたので、細かい作業の写真は撮っていません。

 

寒いなぁと言いながら、シートとメットインを取り外します。
エアクリーナーボックスも邪魔なので、こいつも同時進行で取り外します。

 

シリンダーからの送風ケース?も外しました。これを外すが為にメットボックスも外さないといけません。
結構面倒な造りをしていますね。
これでクランクケースを外す準備が整いました。

 

8mmのボルトで7箇所くらいで固定されています。メットホルダーが10mmでクランクケースが8mm。
8mmのソケットレンチは持っていないので苦労しましたよ。ちょっとずつしかスパナ回せません。

 

御開帳〜♪初めて見る光景なのでワクワクです。

 

中身はこんなんでした。左がプーリー、右がクラッチです。細かい理屈は割愛しますが、加速時は
円の大きさが左<右となっていて、スピードが上がるほど左>右となるわけです。
自転車のギアも一緒ですね。軽いギアは後輪のスプロケットは大きくて、重いギアは小さい。

 

これがカバー裏。軽くブレーキパーツクリーナーで洗っておきました。さほど気にしません。

 

変なものが邪魔だったので取りました。セルで必要なギアですね。これ一つにも相当な技術が結集されて
いるはずです。そんな気がしてなりませんw

 

いよいよプーリーの取り外しにかかりたいと思います。赤い工具はプーリーホルダーです。
ナットを外すにはレンチを左に回します。が、回すとプーリーも一緒に回ってしまって緩めません。
そこで、このプーリーホルダーを使って固定し、ナットを回すということです。しかしながらこのナット、
かな〜り強力に締め付けられています。
ここでちょっと苦戦しましたが、怪力を発揮して取り外しました。

 

取り外すとこんな感じです。ベルトもだいぶヘタっています。このベルトが磨耗して細くなると
最高速も結構落ちるみたいです。このDIOが52キロしか出ないのもその為でしょう。

 

車体はこんな感じです。なんにもありません。

 

やっとこいつを取り付けれます。まずはウェイトローラーもこれを使います。4.5g×3と4g×3

 

うむ、なかなかいい感じの見た目。

で、組み付けたはいいんですが、キックが硬いし戻らない…あれ〜なにがいけないんだ?と
外して組みなおしてキックが回らなくてを繰り返すこと3回。やっと原因がつかめました。

まず、プーリー全体が外に出すぎでした。干渉しています。強化ベルトはDIOのZX用で純正ベルトに
比べると結構太いです。また、このプーリーキットもDIO−ZX用なので、プーリーボスが長い。
そのままじゃこのDIOには付きませんでした。なのでプーリーボスだけは純正を使用。

ベルトもクラッチに力ずくで沈め、プーリーのナットが奥まで回るようにして取り付けました。
結果、無事に組み込むことはできましたが、エンジンを始動してアクセルを煽ると…

タイヤが全然回ってねぇw これは超加速仕様になってます。ウイリーキングになりたい人はどうぞ。
今回は通勤快速ということでもうちょっと大人しくしなければいけませんのでウェイトローラーを交換します。
純正8.5g×3と9g×3です。

 

 

組み込みました。予想では、これくらいがベストだと思います。DIO−ZX用を組み込みあたりが変態w

 

さて、早速戻すものを戻して試乗してみました。インプレです。

アクセルをひねって回転が上がるまで一瞬だけもたつきますが、これは遠心クラッチの仕様ですね。
で、動きだした瞬間にグイグイと後ろから押される感覚で、一気に50キロ超えます。純正に比べると
加速中の回転数が高回転寄りです。自分のWOLFでさえちょっと勝てないかもw
0キロから一気にアクセルを開くと、前輪が浮きました。一瞬でしたが。これだけダッシュできれば十分でしょう。

会社の人のAF27のDIOに乗ってみましたが、明らかに遅い。プーリーは交換してあるみたいですが、遅い。
こんなに違うものかと実感できます。
やはりZX用を組み込んだあたりがよいのかもしれませんw
いや〜こいつは楽しいです。最高速も75キロは達しています。ノーマルブレーキではちょっと怖いですね。
速くなった分、ブレーキ強化は必須です。

明日はブレーキを交換します。それができたらほぼ完了でしょう。

 

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