RG50E作業記録 1月16日分 B
R復活作業 第2部 エンジン始動に向けて

 

クラックの入ったピストン。異音の原因がここにあるのならば、新品を組み込んでやれば
Rは息を吹き返すはず!ワクワクしてきました。

早速新品に交換します。

 

ピストンリングをはめました。この時点で片方にはスナップリングをはめ込んでおきます。

 

ちなみにRG50Eのシリンダーはこんな感じです。
組み込む前に記念撮影。

排気ポートは結構大きいです。掃気ポートと下端のタイミング(高さ)は同じです。
ガンマよりも大きい気がする。

 

シリンダーが空冷フィンのおかげで分厚いです。加工しにくそう…

 

   

掃気ポートが小さいです。左右のリブの部分はガンマよりも細いですね。
右の写真はガンマのものです。

 

インマニが本当に小さいw 親指が入りません。

 

 

 

コンロッドに組み付けたら、もう片方のスナップリングを取り付けます。
クランクケースに落としてしまう可能性大なので、必ずウエスを挟んでおきましょう。

 

ピストンの向きも確認しましょう。左右対称ではないので間違えて取り付けたら必ずやり直しです。
スナップリングの再利用は厳禁ですよ。しっかりとオイルを塗っておきましょう。

 

ここでいきなり辺りは闇になっています。ええ、シリンダー取り付けに30分ほど時間がかかりました。
RGのシリンダーは本当に重いんです。片手で支えつつ、ピストンリングを押えて…ってやってるとプルプルしてくるんですよ。
ここで苦戦するとは思いませんでした。

 

スムーズに動きます。

 

ヘッドをはめて腰上OHは終了です。

 

ついでに新品のガスケットに交換します。エンジンがかかることを信じて!

 

ここで、コックが気になったので、ついでに見てみることに。

G用にWebikeで購入したコックのガスケット。Rのタンク内のガソリンをポリタンクに移し変えて、
Rのコックを分解して見てみたら、全然大きさが違いました。使えません…。
で、Rのコックを元に戻しても、見事にガソリンが漏れてきてしまいます。Rのコックも駄目になりましたw
ホースから流れるならいいんですが、スイッチのところから漏れてくるんですよね。

純正の品番が分からないから直せないし…。

困ったなぁ…w

しかし!こんな時はレーシングワールドです。とりあえず財布を持って行きました。何か流用できないか探しに。

 

30分くらい色々探しましたが、なんとなくこれが取り付けれそうでしたので購入。1800円。
多分付くであろう…という毎度おなじみのなんとも信頼できない予想ですw

 

付けれるだろうか…

 

これは純正のコック。

 

なんとか取り付けれました!w ナットのピッチがちょっと違うようですが、無理やり付けました。
ガソリンも漏れてこないので、OKでしょう。

 

ついでにガソリンホースも購入。WOLFのPWKにも使えるしね。

 

ちょっと変な取り回しですが、無事に取り付けれました。

 

新鮮なガソリンを送り込んで、チョークを引っ張ってキックを蹴ること5発!

 

バシュ!

 

 

という破裂音でびっくりして死ぬかと思いました。
腰上OH前と症状が変っていません。

もしや…点火の角度かな?
ということで、ダイナモのステータベースをもうちょっと遅角側にふってやりました。
ポイントのところのように、何か目印になるものは無いのか!?と、探してみると
それらしき切り込みが左側にありました。

これでいいのか分かりませんが、とりあえずその切り込みにネジの位置を合わせてみたんです。

 

すると、キック7発目にしてエンジンがかかりました!!しかもちゃんと吹けます!
遂にRのエンジンが息を吹き返しました!!

しかし、これはチョークを引いた時の話。
チョークを戻すと、「ンモーーーーー」ってな感じで一気に停止します。

スロージェットが詰まっていたまま取り付けたのでそれが原因でしょう。
アイドリングに必要なガソリンが全く供給されていない、ということになります。

ひとまずエンジンはかかって一安心しました。
あとは
キャブの掃除さえしっかりやれば、間違いなくアイドリングするでしょう。

あ〜楽しみ楽しみ!!

 

チェーンのオイル漬け。今のうちにやれることはやっておこう…。

 

 

 
 

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