RG50E作業記録 1月16日分 A
R復活作業 第2部 異音の原因の追究

 

完璧に点火するようになったR。次は異音の原因を調べてみたいと思います。
エンジンが始動する状態にまでもっていきたいので、取り外してあったキャブを掃除することに。

 

   

じゃじゃ〜ん。真っ白w ジェットというジェットが全て詰まっています。
どれくらいまで綺麗になるのか、見ものです。

 

外すもの外して、キャブレタークリーナーを吹きかけまくりました。
しばらくこのまま放置しておきます。

 

10分後…

 

 

みちがえりました!100%は取れませんでしたが、使える程度にはなりました。
ただ、スロージェットがまだ詰まってます。細い針金1本分の小さな穴です。そりゃ詰まるのも無理はない。
まぁいいやw 今日はとりあえずこんなもんで。

 

久々に封印をときます。

 

ベリッと剥がしたら

 

ビシッと取り付けます。
タンク内の異臭を放つ腐敗したガソリンを近くのスタンドにいって捨ててもらい、
新鮮なガソリンを3L入れてもらいました。

で、さっそくキャブに流し込んでキック!w

 

 

すると、10回くらいキックを蹴ると、マフラーから「バシュ!」という爆音が…。
また10回くらい蹴ると、今度はキャブから「バン!」と爆音とともに煙がモアモアと…w

なんじゃこりゃ。やっぱ駄目みたいです。
煙が出てきたので、燃焼はしているみたいですが…

まぁいいや、新品のピストンもあるんだし、シリンダー外してしまえ〜!
というノリで特になにも考えずに作業続行しました。

 

タンクを取り外します。WOLFに比べると相当楽です。

 

ラチェットで回していきます。10mmのボルトです。頼りない感じがしますw
水冷エンジンでもないので、本当に気が楽です。

 

ヘッドは固着もなく、すんなりと外れてくれました。

 

ヘッドです。おや?

 

色々くぼみがあります。

そういえば、まだ動いていたころにプラグの電極の根元の白い部分が欠けていたことがあります。
それが挟まった傷でしょうかw どこいったんだろう。上手い具合に排出されたのだろうか。

 

次はシリンダ〜♪ということでマフラーのフランジだけ外しました。

 

面倒なのでキャブもつけっぱなしでいきます。スロットルだけ外しておきました。

 

シリンダーを持ち上げます。これが鉄製ということもあって凄い重いんです。
WOLFのシリンダーの倍の重さはあります。

 

はい取れました。ガスケットも破れずに綺麗に取り外せました。

 

ガスケットが潰れまくってて、何だかグロいことになっています。

 

取り外したらこんな風になってしまいましたw

 

ベースガスケットの破れもなく、非常に綺麗です。オイルが塗ってあったおかげですね。
レッドバロンで納車整備をしてくれたピットの人はさすがプロです。いい仕事してます。

 

あれ?リードバルブには至って問題はありませんでした。
ん〜なにが原因だったんだろ…。

 

とりあえずピストンも外してみることに。

 

片側だけピストンリングを取り外します。

 

ピストンピンをリングを取った反対側から押し出してやります。

 

すると、こんな具合にバラバラになります。
パーツクリーナーでオイルを流しました。

 

すると…

 

 

 

わ、割れとるやないか〜!ww
見事にクラックが入ってました。レーサーエンジンですか?これw
いかにぶん回していたか、お分かりいただけると思いますw

 

裏側にもしっかりとクラックが確認できます。

 

ピストンの上部(排気ポート側)にも小さなくぼみがいくつかできています。
空冷なのでデトネーションが起きやすいのかもしれませんね。
中心の穴は純正のものです。

 

ということは、あの80キロ以上出したときにクラックが入って異音が発生するようになったのか…
だんだん謎が解けてきました。
とりあえず明確な原因があってよかったですw

 

 
 

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