作業記録22 PWK28の取り付け E
PWK28用のワイヤー作成

 

PWK28のビッグキャブキットは今でもガンマ用は販売していますが、
キット内容を見る限りでは、ワイヤーは一本になっています。つまり、
ガソリンにオイルを混ぜる混合給油専用品な訳です。

待ち乗り(しかも、ほぼ通勤)専用のWOLFには、ちょっとキツイです。なので
ワイヤーを流用&加工するしかありません。

 

KITACO製 PE24用のワイヤーです。

純正品と何が違うのかというと、まず分岐点の長さが違います。
つまり、純正品よりも多くキャブやオイルポンプを引っ張ることができます。

その分、アクセルを回す量も増えますので、ハイスロットルキットを取り付けて回し易くしなければいけません。

 

取り出しました。アクセルグリップに取り付ける辺りは純正形状です。

 

キャブ側のサブケーブルです。このように、アウターの長さが調整できるようになっています。
純正のものと比較してみると、アウターは同じ長さです。(アジャスターは写真の状態で)
インナーは少しだけ長いです。1センチくらい?そのままでは取り付けは不可でした。

 

ということで、早速サブケーブルのワイヤーを交換したいと思います。
ワイヤーの長さの関係上、先にタイコを切ってしまわないと、連結部分を分解できませんでした。
ワイヤーは切りにくいので、ライターで30秒ほど焼き戻してやります。

 

ニッパーで切りました。先端は吹っ飛んでいきますので気をつけて下さい。
ちょっとほつれてしまいました。

 

長さ的にはこんな感じです。純正のサブケーブルに比べて、4センチほど長くします。
ワイヤー全体(タイコ部分を含めて)で34センチの長さにして下さい。

 

で、問題のタイコ部分の作成です。
前回のワイヤー作成では自転車のワイヤーキャップを使いました。

本来は、ワイヤーがほつれないように軽くはめておくだけのものですので、
かしめるには向いていません。凄い柔らかいですし。
(実際にこの作業の3日後にタイコが外れて酷い目に会いました。知らない人は日記参照してね。)

 

で、何かかしめるのに適したものは無いのか…と探しまわりました。
すると、さすがはカーマホームセンター。ありました。本当に頼りになりますね。

キーホルダーやストラップのワイヤー部分をかしめるものです。
ワイヤーロープ専用パーツ「オーバルスリーブ」だそうです。これを見た瞬間に
これだ!!とひらめきました。

4個いりで90円。結構高価ですねw

 

はめ込んで、ペンチで圧着してやりました。

 

 

純正タイコとほぼ同サイズです。圧着しすぎると横につぶれてしまいますので工夫が必要ですが、
自転車用ワイヤーキャップよりははるかに強力にくっついています。
ペンチで引っ張っても取れません。

 

あとは連結部分にはめて、キャブ側のタイコも取り付けるだけです。

 

はい完成〜。

はんだ付けの技量がある人は、タイコをはんだで固定するのもいいかもしれませんね。
俺はステンレス用のはんだでテストしてみましたが、へたくそなのでタイコの部分がかなり大きくなってしまいました。
圧着だけでも全然問題ありませんよ。抜ける気配がしませんから。

 

さて、あとは取り付けるだけです!
寒いのでやる気しないですが…w
(このやる気の無さが悲劇を招いたのでしたw)

 

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