今回は、いよいよ組み付け作業です。
バラすときも慎重にやらなければいけないポイントと、注意する点がいくつかあります。
それらはまた別途説明します。ここ紹介しているのは、作業風景だけなので
詳しく知りたい方はこちら(作成中)を参考にして下さい。

これが取り外したピストン。およそ3万キロ走行していますが、目立った傷はありません。

ピストンのてっぺん(クラウン)に矢印(←)があるのが見えますか?
この矢印が排気側になります。

ピストンの裏側。クラック等ありません。
で、この先の作業風景ですが、肝心の写真を取り忘れてしまいましたw
別コーナーでちゃんと見れるようにしますので、もう少し待って下さいw
とりあえず、文章で…
まず、コンロッドのベアリングにオイルを塗って、ピストンを組み付けました。
ピストンピンにもオイルを塗って、リングにも塗ります。
このとき、ピストンクラウンの矢印が排気側にあることを確認しましょう。
ピストン全体にもオイルを塗っておくことを忘れずに。
そして、シリンダーを被せます。
まずはピストンの頭の部分を
お、地震がw …結構揺れたなぁ…
ピストンの頭の部分をシリンダーにいれます。
そして、ピストンリングを押してシリンダーにズボッと入れてやりましょう。ただし!
リング止めの位置にリングの切れ目がしっかりきていることを確認してです。
これをしっかり守らないと、リングがポートに引っかかって間違いなくトラブルになります。
ピストンリングさえしっかり押さえてやれば、すんなりと入るはずです。
あとはヘッドを組んで、ボルトを締めていくのですが基本の対角線締めを必ず守りましょう。
そして、締めながらたまにキックを数回蹴ってクランクのセンター出しをやってください。
これをやらずにしっかりボルトを締め付けると、ピストンがシリンダーの特定の部分に
強く擦れる「当たり」が発生し、焼きつきの原因となります。
とにかく簡単に説明しました。この太い文字のところが最大に注意する点ですね。
あとは簡単です。それはまた別コーナーにて詳しく。
取り付け後のインプレです。
まず、アイドリングが驚異です。1000回転以下でもエンストしません。
ピストンリングを新品に換えたことによって、シリンダー内の機密性がアップしたからでしょう。
排気音も元気になりました。ポンポンポン…という音だったのが、パンパンパンという感じになりました。
また、ピストンリングの慣らしを軽く済ませてからちょっと高回転域まで入れた加速をしてみました。
すると前よりは確実に速くなっています。というか、本来のWOLFの速さに戻りました。
全然苦しくないです。スムーズに60キロを超えることができます。
ピストンリング交換ってかなり効果的なんですね〜、初めて知りました。
今回、初めて腰上を組みなおしたわけですが、思ったよりも簡単です。
もちろん、整備の知識はある程度あるからだとは思いますが、構造がシンプルなので
整備の経験が浅い人でもやりやすいと思います。
いや〜、組み終わったあとエンジンがかかるのはちょっと感動ものです。
ただ元通りにしただけですが、それでも初めての経験だったので特別なものでしたw
次回は「素人なりのポート加工」編です
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